このページでは、小清水自然と語る会で毎年行なっている行事のひとつ「ベイト散布」についてご紹介いたします。
ベイトとは英語で「餌」を意味します(Bait)。ここでいうベイトとは「エキノコックス駆虫剤の入り餌」ということです。ベイトは1つ約10から15g程度の大きさで、魚粉を練って作られており半生の状態で使用します。
そのベイトを小清水町全域に設定された200箇所のポイントに10個づつ散布していきます。
小清水町は東西南北に風防林があり、その風防林と道が交わる場所が散布ポイントに設定されています。この手法は北海道大学寄生虫学研究室の先生方が確立し、すでに実績をあげています。
小清水自然と語る会ではその先生方の製作した散布用の地図を使用しています。
その200箇所を5区画に区切り、5チームで町内全域をくまなく回ります。その時に必要な三種の神器?が「地図」「ゴム手」「ベイト」です。
1チーム、最低でも運転手と地図を読む人の2名が必要です。理想は3,4名でしょうが慣れてくれば1人でも可能な作業です。今回は1人で散布するため助手席にベイトがおかれています。
また補充用のベイトが後ろに積まれています。
風防林沿いに車は走ります。
ポイントは風防林を横切る道や畑の脇
堆肥の積まれている場所や巣の近くです
ポイントについたらベイトを散布します
毎年食べ慣れているからでしょうか?何の警戒もなく食べ始めました。
ベイト自体、匂いがきついのでキツネにとっても見つけやすいのかも知れません。